マッドプロテインの特徴
安全性
マッドプロテインのプロテインは品質管理の厳しい国内で製造されています。
また、人工甘味料を使用していません。
人工甘味料使用については賛否が分かれるようですが、お腹の張りや腸内環境の悪化を招くと主張されるお医者さんもいらっしゃいます(『たんぱく質と腸の新常識』(2024)[平島徹朗・秋山祖久]p.185参照)。
そのため、気になる方にとっては安心できるでしょう。
なお、人工甘味料の代わりに、植物由来の天然甘味料ステビアが使用されています。
そのため、甘味はしっかりと感じることができます。
栄養バランス
個別の含有成分については後述します。
概ね、1食(30g)で1日の栄養摂取目安量の1/3の栄養が摂れることがわかります。
なお、1日の栄養摂取目安量については、厚生労働省のHP等をご参照ください。
アミノ酸スコア
アミノ酸には20種類あります。
そのうちの9種類は必須アミノ酸と呼ばれます。
この必須アミノ酸は体内で生成することができません。
そのため、体外から吸収する必要があります。
ところが、必須アミノ酸は、やみくもに摂れば良いというものではありません。
9種類の必須アミノ酸は、そのうちのもっとも少ないものに合わせて利用されます。
そのため、必須アミノ酸を効率的に利用するためには、バランス良く摂取する必要があります。
そこで、役に立つ指標がアミノ酸スコアです。
アミノ酸スコアとは、必須アミノ酸がどれだけバランス良く含まれているかを示したものです。
つまり、アミノ酸スコア100であれば、必須アミノ酸をバランス良く摂取できるということになります。
そして、マッドプロテインのプロテインの場合、このアミノ酸スコアが最高の100となっています。
コストパフォーマンス
いわゆるマルチビタミン・ミネラル配合のプロテインで、マッドプロテインよりもコストパフォーマンスに優れているブランドは数多くあります。
しかし、人工甘味料不使用のものとなると、それほど多くはありません。
すなわち、①栄養バランスが良く、かつ、②人工甘味料不使用のプロテインの中では、コストパフォーマンスに優れていると言えます。
溶けやすさ
他のプロテインよりもダマができにくいと感じました。
一方で、泡立ちができるのが少し気になりました。
ただ、少し置いておくと泡が落ち着いてきます。
フレーバーの種類が豊富
フレーバーの種類が豊富に用意されています。
そのため、飽きることなく継続することができます。
ホエイプロテイン(WPC)
特徴
コスト | タンパク質含有量 | フレーバーの種類 | 原料 | おすすめ度 |
フレーバー ¥3,980 ノンフレーバー ¥3,680 ※1kg当たり ※Amazon価格 | 約71% ※全フレーバーの平均値 | 10種類 | 乳 |
栄養成分
エネルギー 111.3kcal | タンパク質 20.1g | 脂質 2.1g | 炭水化物 2.3g | 食塩相当量 0.4g |
ビタミンA 316.2μg | ビタミンB1 0.4mg | ビタミンB2 0.5mg | ビタミンB6 0.6mg | ビタミンB12 1.0μg |
ビタミンC 33.2mg | ビタミンD 2.1μg | ビタミンE 2.1mg | ナイアシン 4.4mg | 葉酸 89.8μg |
パントテン酸 2.1mg | ビオチン 16.6μg | 鉄 2.3mg | 亜鉛 2.9mg | クロム 3.3μg |
セレン 9.3μg | 銅 0.3mg | ヨウ素 43.2μg |
※1食(30g)当たりの数値(数値は『リッチチョコレート』のもの)
オススメする人
一般的な筋トレをされる方
ホエイプロテインは吸収が速いです。
そのため、トレーニング後の筋肉を早くリカバリーしてくれます。
したがって、トレーニングをされる方に特におすすめです。
なお、アスリート並みのトレーニングをされている方でなければ、後述のホエイプロテイン(WPI)までは必要ないと考えます。
コスパの良いホエイプロテインを探している方
後述のホエイプロテイン(WPI)に比べ、手頃な値段で入手できます。
災害の備えをしたい方
ビタミンが配合されているプロテインはよく見かけますが、鉄や亜鉛などのミネラルもしっかり配合されています。
そのため、「災害の備えをしたいけど、サプリメントもプロテインも備蓄したら大変な量になってしまう💦」などといった悩みを解消してくれます。
ホエイプロテイン(WPI)
特徴
コスト | タンパク質含有量 | フレーバーの種類 | 原料 | おすすめ度 |
フレーバー ¥5,480 ノンフレーバー ¥5,280 ※1kg当たり ※Amazon価格 | 約85% ※全フレーバーの平均値 | 5種類 | 乳 |
栄養成分
エネルギー 109.7kcal | タンパク質 24.3g | 脂質 0.8g | 炭水化物 2.1g | 食塩相当量 0.38g |
ビタミンA 316.2μg | ビタミンB1 0.4mg | ビタミンB2 0.5mg | ビタミンB6 0.6mg | ビタミンB12 0.9μg |
ビタミンC 33.2mg | ビタミンD 2.1μg | ビタミンE 2.1mg | ナイアシン 4.4mg | 葉酸 89.8μg |
パントテン酸 2.1mg | ビオチン 16.6μg |
※1食(30g)当たりの数値(数値は『リッチチョコレート』のもの)
ホエイプロテイン(WPC)と比較すると、鉄や亜鉛などのミネラル成分は含まれていないようです😓
オススメする人
お腹が弱い方
ホエイプロテイン(WPI)は、不純物(乳糖)を除去してタンパク質含有率を高めたものです
そのため、牛乳を飲むとお腹がゴロゴロしやすい方や胃腸が弱い方にもオススメです。
(『誰でもわかる図解版 すべての不調は自分で治せる』(2024)[藤川徳美]p.29参照)。
アスリート並みのトレーニングをされる方
そして、ホエイプロテイン(WPI)は前述のホエイプロテイン(WPC)に比べ、吸収速度が速いのが特徴です。
そのため、トレーニング後のリカバリーがより早くなります。
したがって、トレーニング効果をより高めたい方にオススメです。
より安全性を求めたい方
ホエイプロテイン(WPI)には、グラスフェッドプロテインが使用されています。
グラスフェッドプロテインというのは、農薬や人工肥料不使用の牧草を食べて育った牛から獲れたプロテインのことです🐄
そのため、より高い安全性を求める方にオススメです。
カゼインプロテイン
特徴
コスト | タンパク質含有量 | フレーバーの種類 | 原料 | おすすめ度 |
リッチチョコレート および ノンフレーバー ¥3,480 抹茶ラテ ¥3,680 ※1kg当たり ※Amazon価格 | 約81% ※ノンフレーバー場合 | 2種類 | 乳 |
栄養成分
エネルギー 107.2kcal | タンパク質 22.5g | 脂質 0.9g | 炭水化物 2.5g | 食塩相当量 0.3g |
ビタミンA 316.2μg | ビタミンB1 0.4mg | ビタミンB2 0.5mg | ビタミンB6 0.6mg | ビタミンB12 1.0μg |
ビタミンC 33.2mg | ビタミンD 2.1μg | ビタミンE 2.1mg | ナイアシン 4.4mg | 葉酸 89.8μg |
パントテン酸 2.1mg | ビオチン 16.6μg | 鉄 2.3mg | 亜鉛 2.9mg | クロム 3.3㎍ |
セレン 9.3㎍ | 銅 0.3mg | ヨウ素 43.2㎍ |
※1食(30g)当たりの数値(数値は『リッチチョコレート』のもの)
あまりオススメしない理由
カゼインは消化器官内に留まる時間が長いため、消化・吸収がゆっくりである。
そのため、満腹感があり、ダイエット中の栄養補給に使用される。
このようなことがマッドプロテインさんに紹介されています。
たしかに、そのようなメリットも期待できそうです。
しかし、カゼインは、人の胃では消化されず、そのまま腸までやってきてしまうそうです。
その結果、未消化のカゼインが腸内細胞の炎症を引き起こし、『腸漏れ』を引き起こすそうです(『たんぱく質と腸の新常識』(2024)[平島徹朗・秋山祖久]p.104参照)。
ここで、『腸漏れ』というのは、腸の細胞間に隙間ができ、不要なものが腸から漏れ出て吸収され、必要な栄養が正しく吸収されない状態であると解釈しています(詳しくは、『たんぱく質と腸の新常識』(2024)[平島徹朗・秋山祖久]p.38参照)。
つまり、タンパク質含有量が多く、腹持ちが良くても、吸収しにくい身体づくりに貢献してしまっては本末転倒ではないか❓と私は考えました。
そのため、積極的にはオススメ致しません。
ソイプロテイン
特徴
コスト | タンパク質含有量 | フレーバーの種類 | 原料 | おすすめ度 |
フレーバー ¥2,980 ノンフレーバー ¥1,980 ※1kg当たり ※Amazon価格 | 約80% | 13種類 | 大豆 |
栄養成分
エネルギー 76.8kcal | タンパク質 16.0g | 脂質 0.5g | 炭水化物 2.0g | 食塩相当量 0.69g |
ビタミンA 316.2μg | ビタミンB1 0.4mg | ビタミンB2 0.5mg | ビタミンB6 0.6mg | ビタミンB12 0.9μg |
ビタミンC 33.3mg | ビタミンD 2.1μg | ビタミンE 2.1mg | ナイアシン 4.4mg | 葉酸 89.8μg |
パントテン酸 2.1mg | ビオチン 16.7μg | 鉄 2.3mg | 亜鉛 2.9mg | クロム 3.3㎍ |
セレン 9.3㎍ | 銅 0.3mg | ヨウ素 43.2㎍ |
※1食(20g)当たりの数値(数値は『リッチチョコレート』のもの)
オススメする人
ダイエットをしたい方
ソイプロテインは大豆由来の植物性タンパク質です。
そして、植物性タンパク質は、動物性タンパク質に比べ、吸収速度がゆっくりなのが特徴です。
そのため、満腹感が長く続きます。
したがって、食前に召し上がれば、食べすぎを防止することにつながります。
また、栄養バランスにも優れています。
そのため、置換えダイエットによる栄養不足を心配される方にもオススメです。
さらに、植物性タンパク質は脂質が少なく、脂肪燃焼効果も高いです。
そのため、体脂肪を減らして身体を引き締めたい方にもオススメです。
(『たんぱく質と腸の新常識』(2024)[平島徹朗・秋山祖久]p.154-155参照)。
美を高めたい女性
ソイプロテインには大豆イソフラボンが含まれています。
詳しい説明は専門家の方に委ねたいと思いますが、簡単に言うと、肌のコンディションを整える効果があるということです。
また、水溶性食物繊維であるイヌリンも配合されています。
そのため、腸内環境の改善にも一役買ってくれそうです。
さらに、女性に不足しがちな鉄分も配合されています。
以上から、美を高めたい女性にオススメです。
ピープロテイン
特徴
コスト | タンパク質含有量 | フレーバーの種類 | 原料 | おすすめ度 |
フレーバー ¥2,880 ノンフレーバー ¥1,980 ※1kg当たり ※Amazon価格 | 約70% | 3種類 | えんどう豆 ※若干の青臭さあり |
栄養成分
エネルギー 80.0.kcal | タンパク質 19.0g | 脂質 1.9g | 炭水化物 2.3g | 食塩相当量 0.18g |
ビタミンA 316.2μg | ビタミンB1 0.4mg | ビタミンB2 0.5mg | ビタミンB6 0.6mg | ビタミンB12 1.0μg |
ビタミンC 33.3mg | ビタミンD 2.1μg | ビタミンE 2.1mg | ナイアシン 4.4mg | 葉酸 89.8μg |
パントテン酸 2.1mg | ビオチン 16.7μg | 鉄 2.2mg | 亜鉛 2.9mg | クロム 3.3㎍ |
セレン 9.3㎍ | 銅 0.3mg | ヨウ素 43.2㎍ |
※1食(20g)当たりの数値(数値は『リッチチョコレート』のもの)
オススメする人
とにかく安く植物性プロテインを入手したい方
マッドプロテインの植物性プロテインの中で最もコスパがよいです。
アレルギー体質の方
ピープロテインにはアレルゲンがほとんど含まれていないそうです。
そのため、ホエイ(乳)やソイ(大豆)を摂取できない方にもオススメです。
ヘンププロテイン
特徴
コスト | タンパク質含有量 | フレーバーの種類 | 原料 | おすすめ度 |
フレーバー ¥2,980 ノンフレーバー ¥2,350 ※500g当たり ※Amazon価格 | 不明 | 2種類 | 麻の実 |
栄養成分
エネルギー 79.7.kcal | タンパク質 8.8g | 脂質 0.3g | 炭水化物 6.0g | 食塩相当量 0.12g |
ビタミンA 316.2μg | ビタミンB1 0.4mg | ビタミンB2 0.5mg | ビタミンB6 0.6mg | ビタミンB12 1.0μg |
ビタミンC 33.3mg | ビタミンD 2.1μg | ビタミンE 2.1mg | ナイアシン 4.4mg | 葉酸 89.8μg |
パントテン酸 2.1mg | ビオチン 16.7μg | 鉄 2.2mg | 亜鉛 2.9mg | クロム 3.3㎍ |
セレン 9.3㎍ | 銅 0.3mg | ヨウ素 43.2㎍ |
※1食(20g)当たりの数値(数値は『リッチチョコレート』のもの)
あまりオススメしない理由
マッドプロテインのヘンププロテインについては、個人的にはあまりオススメしていません。
理由は以下の通りです。
コスト
ヘンププロテインは、他のプロテインに比べ非常に高価です。
含有成分
ヘンププロテインは、一般的に、タンパク質、必須アミノ酸、食物繊維、ミネラルが豊富であるとされています。
しかし、タンパク質含有量は1食(20g)当たり8.8gと少なめです。
また、先ほども述べましたが、マッドプロテインの場合、どのプロテインにも概ね同等の栄養成分が配合されています。
そのため、ヘンププロテインだけ何かの栄養成分が突出しているということもありません。
強いて言えば、食物繊維や必須脂肪酸の効果が期待できるくらいだと思います。
ただ、これらについても、含有量が不明のため、あまりはっきりとしたことは言えなさそうです。
シェイクイーン
特徴
コスト | タンパク質含有量 | フレーバーの種類 | 原料 | おすすめ度 |
フレーバー ¥2,480 ※300g当たり ※Amazon価格 | 不明 | 10種類 | 乳・大豆・えんどう豆・麻の実etc |
栄養成分
エネルギー 38.1.kcal | タンパク質 7.0g | 脂質 0.5g | 炭水化物 1.5g | 食塩相当量 0.25g |
ビタミンA 316.2μg | ビタミンB1 0.4mg | ビタミンB2 0.5mg | ビタミンB6 0.6mg | ビタミンB12 1.0μg |
ビタミンC 33.2mg | ビタミンD 2.1μg | ビタミンE 2.1mg | ナイアシン 4.4mg | 葉酸 89.8μg |
パントテン酸 2.1mg | ビオチン 16.7μg | 鉄 2.3mg | 亜鉛 2.9mg | クロム 3.3㎍ |
セレン 9.3㎍ | 銅 0.3mg | ヨウ素 43.2㎍ |
※1食(10g)当たりの数値(数値は『リッチチョコレート』のもの)
オススメできる人
とにかく美容・健康意識が高い方
前述の通り、マッドプロテインの中では、比較的割高なプロテインとなっています。
しかし、前述のプロテインとは異なり、美容や健康に役立つ成分に多様性がある点に特徴があります。
例えば、配合されているプロテインの種類ひとつとっても、6種類ものプロテインが配合されていることがわかります。
タンパク質は、その種類によって、脂質や食物繊維の多寡、吸収速度などが異なります。
そのため、様々な種類のタンパク質を組み合わせることでお互いを補うことができます。
また、その他にも、8種類のダイエット成分や5種類の美容成分、3種類のアンチエイジングに役立つ成分、美白成分、121種類の酵素、12種類のスーパーフードが配合されています。
さらに、よく使用される添加物10種類もカットされているという徹底ぶりです。
以上のことを踏まえると、コストもかなり抑えられていると感じました。
美容や健康意識が高く、かつ、あれこれ揃えずオールインワンで済ませたい、という方に特にオススメです。
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